2015年03月22日

雨水利用の取り組み

CO2、消費電力量の削減において今回は雨水利用による節水という視点で述べたいと思います。
まず、水とCO2の関係についてですが、我々が普段使っている水道水は浄水場で製造されポンプで圧送されてきます。
では、浄水場において水道水1㎥を作るのにどれだけの電力が使われるのでしょうか。
一般に、浄水場における電力消費量は全国平均でおよそ0.40kWh/㎥といわれています。これを浄水場における電力原単位といいます。
一方、その電力を発電する際、発電所でタービンを稼働させるのに燃料を消費します。この際の燃料の燃焼でCO2発生ということになりますが、そのCO2排出量は排出係数として電力各社により毎年度公表されております。
つまり、水道水を消費することは浄水場での電力原単位×電力会社での排出係数で算出されるCO2を間接的に排出していることになります。
さて、ここからが本題ですが雨水を利用することはその分の水道水の節水ということであり、それによりCOが削減されたということになります。
では、実際雨水をどのように溜めるかということになりますが、今回はペットボトルに直接ためるための器具の作り方を紹介します。
ペットボトルで貯める方式(写真)
  

Posted by 環境省エネの若先生 at 20:04Comments(0)TrackBack(0)環境関連