2016年02月28日

省エネ技術解説4;エネルギー起源CO2排出量の算定について

事業活動の環境負荷や省エネ改善の評価として一般的に用いられるのがCO2排出量あるいはそれに関連した量です。
今回は、そのエネルギー起源CO2(二酸化炭素)の算定方法について解説します。
エネルギー起源CO2とは、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法、以下同じ)で規定するエネルギーの消費において発生したCO2のことです。
では、省エネ法で規定するエネルギーとは何かということですが、法律 第1章 総則 第2条 定義より抜粋すると
燃料並びに熱(燃料を熱源とする熱に代えて使用される熱であって政令で定めるものを除く。以下同じ。)及び電気(燃料を熱源とする熱を変換して得られる動力を変換して得られる電気に代えて使用される電気であって政令で定めるものを除く。以下同じ。)をいう。
とあります。
更に、細かな規定で、
法律施行令 第1条第1項 政令で定める熱:
燃料を熱源とする熱に代えて使用される熱のみを発生させる設備から発生する熱で
 一 当該熱を発生させた者が自ら使用するものであること。
 二 当該熱のみを供給する者から当該熱の供給を受けた者が使用するものであること。
のいずれかに該当するものであること。

とあります。
つまり、一は具体的に言うと燃料を燃焼させて自社の生産工程で製品を製造する際の加熱に使った場合や自社ビルの暖房に使った場合などがこれに該当します。
法律施行令 第1条第2項 政令で定める電気:
 一


Posted by 環境省エネの若先生 at 22:39│Comments(0)TrackBack(0)省エネルギー関連

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